リードスイッチ製品に関連する一般的な用語説明
以下は、リードスイッチ、リードセンサー、リードリレーおよび電気機械式リレーの各製品に関連する一般的な用語の定義です。一部の用語は複数の呼称で定義されています。ここでは最も一般的な呼称の用語を選択し、記載しています。ただし、その他の一般的な呼称についても、可能な限り、最も一般的な呼称の下に記載しました。
A B C D E F G H I-K L M N O P Q-R S T U-V W-Z
A
Actuation Time
動作時間
動作時間は、コイルに最初に通電してから、開接点が最初に閉じるまで、または閉接点が開くまでの時間です。バウンス時間は含まれません。
Ampere Turns (AT or NI)
アンペアターン(ATまたはNI)
アンペアターンは、電磁コイルの巻回数とその巻線に流れる電流(アンペア)の積となります。ATは通常、接点動作条件の開閉ポイントを定義します。
Armature
アーマチュア
アーマチュアは、電磁リレー構造の可動磁性体です。
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B
Bias Magnet
バイアス磁石
バイアス磁石は、リレーやセンサーの磁気回路に印加される定常磁場(永久磁石)であり、接点の動作を助けたり妨げたりします。
Bias, Magnetic
バイアス磁場
バイアス磁場は、スイッチの磁気回路に印加される定常磁場です。
Blade
リード片
リード片は、ガラス管内に含まれるリードスイッチのカンチレバー部分を定義するために使用されます。
Bobbin
ボビン
ボビンは、コイルを巻き付けるスプール、コイル形、構造体を指します。
Bobbinless Coil
ボビンレスコイル
ボビンレスコイル(自己支持型コイル)は、ボビンを使用せずに形成されたコイルです。
Bounce, Contact
接点バウンス
接点バウンスとは、機械的なリバウンド、または実装を通して伝達される機械的な衝撃や振動により、最初の接点の動作または閉成後に発生する断続的な閉接点の開放のことです。
Break
ブレーク(開放)
ブレーク(開放)は、閉接点が開くことを指します。
Breakdown Voltage
絶縁破壊電圧
絶縁破壊電圧とは、接点間でアークまたはブレークオーバーが発生する電圧のことです。
Breakdown Voltage, Pre-ionized
予備電離状態の絶縁破壊電圧
予備電離状態の絶縁破壊電圧は、接点間において電圧による絶縁破壊が発生する電圧レベルです。ごく初期の絶縁破壊時にガラス管内に電離状態が形成されて、接点間を絶縁破壊する電圧レベルです。通常、予備電離状態の絶縁破壊電圧は低い値を示し、再現性が高いものとなっています。これは、絶縁破壊電圧レベルの正確な尺度になります。
Bridging
ブリッジ
ブリッジは、アーク放電により接点金属の溶融と再凝固が起こり、金属ブリッジや突起が形成されることで発生する、開接点が開離できない状態のことです。
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C
Changeover Contact
切替接点
切替接点(フォームCまたは単極双投(SPDT)とも呼ばれる)には3つの接点部材があり、そのうちの1つは2つの接点と共通です。これらの接点の1つが開いている場合、もう一方は閉じており、その逆も同様です。
Coaxial Shield
同軸シールド
同軸シールドは、入力側と出力側の両方で接地された静電シールドです。
Coil
コイル
コイルは、通常ボビンまたはスプールに巻かれた絶縁銅線の1つ以上の巻線から成る電磁部品です。コイルに電流を流し磁界を発生させることにより、リードリレーまたは電気機械式リレーの接点が動作します。
Common Mode Voltage
コモンモード電圧
コモンモード電圧は通常、1つ以上のラインとグラウンド(コモン)の間で測定される電圧レベル、または1つ以上のラインとグラウンド(大地)の間を流れる電流によって生じる電圧を指します。
Contact
接点
接点とは、リードスイッチまたは電気機械式リレーを構成するリード片の接触領域を指します。
Contact, Bifurcation
ツイン接点
ツイン接点は、ある程度独立した二重接触を提供するように形成または調整された(フォーク状に)分岐した接点部材です。
Contact, Break-before-make (Form C)
ブレークビフォアメーク接点(フォームC)
ブレークビフォアメーク接点(フォームC)は、可動接点が接触していた接点を開いた後にもう一方の接点を閉じるシーケンスを定義しています。
Contact Force
接触力
接触力とは、接点同士が特定の条件下で閉じている際に互いに作用している力です。
Contact Form
接点フォーム
接点フォームとは、特定の設計やアプリケーションに使用される接点構成のことです(例:1フォームA、1フォームBなど)。
Contact, Form A
フォームA
フォームAは、単極単投(SPST)、ノーマリーオープン(N.O.)のスイッチです。
Contact, Form B
フォームB
フォームBは、単極単投(SPST)、ノーマリークローズ(N.C.)のスイッチです。
Contact, Form C
フォームC
フォームCは、単極双投(SPDT)スイッチで、通常、N.O.接点が閉じる前にN.C.接点が開きます。
Contact, Form D
フォームD
フォームDは、単極双投(SPDT)スイッチで、通常、N.C.接点が開く前にN.O.接点が閉じます(継続的なトランスファー)。
Contact, Form E
フォームE
フォームEは双安定接点で、N.O.またはN.C.のいずれかの状態を維持できます。接点の状態を変えるには、磁場を反転させる必要があります。
Contact, Current Rating
接点定格電流
接点定格電流とは、定格寿命の間、接点が動作できるように設計された電流のことです。
Contact, Gap
接点ギャップ
接点ギャップは、接点が開いている状態における、接点同士の間隔です。
Contact, Make-before-break (Form D)
メークビフォアブレーク(フォームD)
メークビフォアブレーク(フォームD)は、可動接点が2つ目の接点と接続したままで3つ目の接点を閉じ、その後に2つ目の接点の接続を開くシーケンスを定義しています。
Contact, Rating
接点定格
接点定格とは、所定の条件下で所定の動作回数を行う場合のリレー接点の電気的負荷処理能力のことです。
Contact, Reed
リード接点
リード接点は接点部材として薄くバネ性を有する磁気導電性リード片を使用し、ガラス管内に封入された磁気作動式の接点で、リードスイッチを定義しています。
Contact Resistance
接触抵抗
接触抵抗は、閉接点の電気抵抗です。閉じた接点が安定した後に関連する接点端子間で測定が行われます。
Contact Seal
密封接点
密封接点とは、リレーの他の部分とは別の区画に密封された接点部を指します。
Contact Separation
接点間隔
接点間隔は、接点が開いているときの接点間の距離です。
Contact, Snap Action
スナップアクション接点
スナップアクションとは、接触抵抗が一定で安定している動作点またはその付近で、接点がすばやく開閉する動作のことです。
Contact, Stationary
固定接点
固定接点は、駆動機構によっては直接動かない接点構成部材です。
Contact Tip
接触先端部
接触先端部とは、接点が閉じたときに接触する箇所の先端部のことです。
Contact Transfer Time
接点のトランスファー時間
(フォームCスイッチにおける)接点のトランスファー時間とは、可動接点が閉じた状態から開き、反対側の接点に接触するまでの時間です。
Contact Weld
接点溶着
接点溶着とは、接点が意図したとおりに切り離せない程度にまで接触面が溶融することです。
Contact Wipe
接点のワイピング
接点のワイピングは、接触直後の接点が相対的に摺動することで発生します。
Contacts, Mercury Wetted
水銀接点
水銀接点は、毛細管現象によって片方または両方の接点表面に維持された水銀膜を介して閉じられる接点です。
Control Voltage
制御電圧
制御電圧は、リレーのコイル全体に印加される電圧の別名であり、リレーが動作する電圧を指します。
Crosstalk
クロストーク
クロストークとは、閉接点回路と、同じリレーまたはスイッチ上の他の開接点または閉接点との間の電気的結合のことで、信号レベルからの減衰をデシベル値で表します。
Current
電流
電流とは、アンペア(単位A)で測定される回路内の電子の流れのことです。
Current, AC
AC電流
AC電流は、プラスからマイナスへの交流電流の流れです。
Current, DC
DC電流
DC電流は、一方向に流れる電流です。
Current, Carry
通電電流
通電電流は、閉じているスイッチ接点に安全に流すことができる電流の量です。
Current, Inrush
突入電流
突入電流とは、電機機器の電源を入れた際に、瞬間的に大きな電流が流れる現象であり、定常電流の何倍も大きくなることがあります。
Current Leakage
漏れ電流
漏れ電流とは、開接点間の望ましくない電流の漏れ、またはコイルと接点間の電流の漏れを測定するパラメータです。
Current Rated Contact
接点定格電流
接点定格電流とは、定格寿命の間、接点が動作できるように設計された電流のことです。
Currentless Closure
無電流状態での閉成
無電流状態での閉成とは、閉成時に電圧が存在せず、電流が流れていない状態で接点が閉じることを指します。
Cycling
サイクル
サイクルとは、固定された特定のサイクルレート、負荷電流、ケース温度において、リレーのOFF状態とON状態を故障なく切り替えることができる最小時間数を指します。
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D
De-energize
非通電(消磁)
非通電(消磁)とは、リレーコイルから電力を除去する行為です。
Dielectric Strength
絶縁耐力
絶縁耐力または絶縁破壊電圧とは、通常はDC電圧またはピークAC電圧で測定される最大許容電圧のことで、入力部と出力部、入力部と筐体、出力部と筐体、および導電金属部材と非導電金属部材間といった特定の2つの試験ポイント間に印加される可能性があります。
Dropout
開放
開放とは、リードスイッチまたはリレーが非動作状態に戻る時のコイルの最大電流値または電圧値を指します。
Dropout Value
開放値
開放値とは、接点が開く時に測定される電流、電圧、または距離のことです。
Duty Cycle
デューティサイクル
デューティサイクルはON時間とOFF時間の比率です。または、デューティサイクル= Ton / Toffとなります。
Dynamic Contact Resistance
動的接触抵抗
動的接触抵抗は、接点が閉じてから1msから3ms後に測定される、接触抵抗の繰り返し測定値です。
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E
Electrostatic Shield
静電シールド
静電シールドは、1つ以上の端子で終端され、リレー内の相互絶縁された2つ以上の素子の間に配置される銅合金材料で、リードリレー内において、コイルとリードスイッチ間の静電結合を最小限に抑えます。
Energization
通電(励磁)
通電(励磁)は、リレーのコイル巻線に電力を供給することです。
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F
Frequency, Operating
動作周波数
動作周波数は、接点のONとOFFを切り替える速度または頻度を表します。
Frequency Response
応答周波数
応答周波数とは、出力信号が入力信号より3dB小さくなる周波数です。
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G
Gap
(磁気)ギャップ
磁気ギャップとは、磁気回路の非磁性部分を表します。
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H
Hermetic Seal
ハーメチックシール
ハーメチックシールとは、リードスイッチの場合、接点をガラスと金属で封止するプロセスです。リレーの場合、接点とコイルが封止されます。
Holding Current
保持電流
保持電流は、閉接点を維持するために必要な最小電流です。
Holding Voltage
保持電圧
保持電圧は、閉接点を維持するために必要な最小電圧です。
Hysteresis
ヒステリシス
ヒステリシス
1 磁性体における磁気の値と、磁気を発生させる磁力の変化との間の遅れのことです。磁力と同じ速度で磁気が蓄積されるわけではないため、磁力がゼロになっても磁気は残ります。また、デバイスやシステムにおいて、信号が増減する時の応答の差も示します。
2 ヒステリシスは、動作電圧と復帰電圧の差でもあり、復帰電圧/動作電圧として表すことができます。
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I
I/0 Capacitance
入出力静電容量
入出力静電容量は、入力から出力の端子間、またはコイルから接点間の静電容量です。
I/0 Isolation Voltage
入出力絶縁電圧
入出力絶縁電圧は、絶縁破壊が発生する前の電圧値を指します。絶縁破壊電圧と同じです。
Impedance
インピーダンス
インピーダンスとは、RF回路でベクトル加算されるDC抵抗、誘導性リアクタンスおよび容量性リアクタンスで構成されたΩ単位の抵抗を指します。
Insulation Resistance
絶縁抵抗
絶縁抵抗は、入力から出力間または接点間で測定されるΩ単位のDC抵抗です。通常、測定ポイントの一方に100Vを印加し、もう一方をピコアンメーターに接続して測定します。
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L
Latching Relay
ラッチングリレー
ラッチングリレーは、コイルの通電を維持しなくても最後に設定した接点の状態を維持するリレーです。接点の状態を変えるには、磁場を反転させる必要があります。
Leakage Current
漏れ電流
漏れ電流とは、接点が開いている状態の時に、入力から出力間または接点間を流れる電流のことです。
Load, Contact
接点負荷
接点負荷は、特定のアプリケーションにおいて接点が受ける電力です。
Load Power Factor
負荷力率
負荷力率とは、負荷の無効分によって生じる電気回路内の負荷電圧と負荷電流の間の位相角(cos)のことです。
Load Voltage
負荷電圧
負荷電圧とは、負荷を正常に動作させるために使用される出力端子における供給電圧範囲を指します。
Low Thermal Relay
低サーマルリレー
低サーマルリレーは、信号レベルを歪めることなく、非常に低いμVまたはnVの信号を切り替えるために特別に設計されたリードリレーです。
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M
Magnetic Flux
磁束
磁束は、磁場の所定の断面を通る総磁気誘導、または力線です。
Magnetic Interaction
磁気的相互作用
磁気的相互作用とは、リレーを近接して取り付けた場合に、コイルへの通電時に発生する磁束が隣接するリレーのピックアップ値と開放値に影響を及ぼすという望ましくない作用です。これにより、ピックアップ値と開放値の両方が増加または減少します。パラメータシフトの方向は、漂遊磁束が対象リレーのコイルによって生成される磁束を助けるか、それとも妨げるかによって決定されます。磁束を妨げてピックアップ電圧をコイル駆動電圧に近づけるか、あるいは十分な大きさの磁束を助けて駆動が解除されてもリレーが開放せず閉じたままになるといった問題が生じる可能性があります。感動電圧と開放電圧の変化を計算するには、表示された変化率にリレーの公称電圧を掛けます。例えば、公称電圧5Vのリレーで感動電圧の変化率が14%の場合、感動電圧は0.7V増加します(リレーのアプリケーションノートを参照してください)。
Magnetic Pole
磁極
磁極は、磁石の端にあり、磁束線が密集しているため、磁力が最も強くなります(N極またはS極)。
Magnetic Shield
磁気シールド
磁気シールドは、リレーを囲む強磁性金属の薄板のことで、リレー外部の漂遊磁場を低減しながら、内部の磁場を強化します。
Magnetostrictive Force
磁歪力
磁歪力とは通常、電流が流れコイルが通電している状態で接点に発生する力のことです。ここでは、コイルの磁場と接点に流れる電流によって発生する磁場が相互に作用し、ねじり力が発生します。
Make
メーク
メークとは、開接点が閉じることを指します。
Mechanical Shock, Nonoperating
非動作時の機械的衝撃
非動作時の機械的衝撃とは、リレーまたはセンサーが(通常は保管中または輸送中に)永久的な電気的または機械的損傷を伴うことなく受ける可能性のある機械的衝撃レベル(振幅、継続時間、波形)のことです。
Mechanical Shock, Operating
動作時の機械的衝撃
動作時の機械的衝撃とは、リレーまたはセンサーが、その動作モード中に永久的な電気的または機械的損傷を伴うことなく受ける可能性のある機械的衝撃レベル(振幅、継続時間、波形)のことです。
Miss, Contact
接触不良
接触不良とは、接点同士が所定の時間内に閉じることができない、または接触抵抗が所定の最大値を超える不具合のことです。
MOV (Metal Oxide Varistor)
MOV(金属酸化物バリスタ)
MOV(金属酸化物バリスタ)は電位感受性の非線形抵抗素子です。MOVは、印加電圧が増加するにつれて抵抗が減少するクランプ型デバイスです。MOVは通常、1mAの電流を通電している間のデバイス全体の電圧低下によって特徴付けられます。この電圧レベルが導通しきい値です。MOV全体の電圧降下は、デバイスの電流とともに大幅に増加します。過渡現象に応じてデバイスの実際の保護レベルを決定する際には、この要因を考慮する必要があります。
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N
Normally Closed (N.C.) Contacts (Form B)
ノーマリークローズ(N.C.)接点(フォームB)
ノーマリークローズ(N.C.)接点(フォームB)は、磁場が接点に印加される前の接点の状態を表し、接点は閉じている状態で存在します。
Normally Open (N.O.) Contacts (Form A)
ノーマリーオープン(N.O.)接点(フォームA)
ノーマリーオープン(N.O.)接点(フォームA)は、磁場が印加される前の接点の状態を表し、接点は開いている状態で存在します。
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O
OHM’s Law
オームの法則
オームの法則の一般的な電気変換の表を以下に示しています。
Operate Time
動作時間
動作時間(接点動作時間または感動時間)とは、電圧が通電コイルに印加された瞬間から、接点が動作し、すべての接点バウンスが終了するまでの総経過時間を指します。
Operating Temperature Range
動作温度範囲
動作温度範囲は、リードスイッチ、センサー、またはリレーが正常に動作する通常の温度範囲です。
Output
出力端子
出力端子は、必要なスイッチング機能を実行するリレーの一部です。
Output Capacitance
出力容量
出力容量は、接点間の容量です。
Output Offset Voltage
出力オフセット電圧
通常、μVで測定される出力オフセット電圧またはサーマルオフセット電圧は、閉接点で信号がない場合に存在する電圧です。この電圧は、入力が接地された絶縁増幅器の出力に現れます。
Overdrive
オーバードライブ
オーバードライブとは、接点が閉じる正確なポイントに達した後に印加される電圧またはアンペアターンの量です。通常、接触抵抗は100%のオーバードライブで測定されます。
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P
Permeability
透磁率
透磁率は磁性材料の特性であり、磁束の伝導のしやすさを表します。
Pickup Value
ピックアップ値
ピックアップ値は、接点が閉じた瞬間にリレーに印加されている電流または電圧の測定値を指します。
Pickup Pulse
ピックアップパルス
ピックアップパルスは、リレーに印加される短い高レベルのパルスです。通常、動作時間を短縮するために使用されます。
Pole, Double
双極
双極とは、接点配列に適用される用語で、2つの別々の接点の組み合わせ、つまり2つの単極接点アセンブリを示します。
Pole, Single
単極
単極とは、接点配列に適用される用語で、配列内のすべての接点がある位置または別の位置で共通の状態に接続することを示します。
Pressure, Contact
接点圧力
接点圧力とは、接点にかかる単位面積当たりの力のことです。
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R
Rating, Contact
接点定格
接点容量(接点定格)は、特定の接点を切り替えるために定格されている許容電圧と電流の最大定格です。
Reed Relay
リードリレー
リードリレーは、ガラス管内に密閉封止された磁気リードを接点部材として使用するリレーです。
Reed Switch or Reed Sensor
リードスイッチまたはリードセンサー
リードスイッチまたはリードセンサーは、ガラス管内に密閉封止された磁気リードを接点部材として使用するスイッチまたはリレーで、水銀接点タイプとドライ接点タイプがあります。
Relay, Antenna
アンテナ切替リレー
アンテナ切替リレーは、アンテナ回路の切り替えに使用される特殊なRFリレーです。
Relay, Close Differential
クローズドディファレンシャルリレー
クローズドディファレンシャルリレーは、開放値がピックアップ値の近くに設定されているリレーです。
Relay, Crystal Can
CANパッケージ(Crystal Can)リレー
CANパッケージ(Crystal Can)リレーは、もともと周波数制御タイプの水晶振動子を密閉するために使用されていた密閉筐体に収容されたリレーを指します。
Relay, Current Sensing
電流検出リレー
電流検出リレーは、一般にライン検出リレーとして遠隔通信に使用される、所定の電流値で機能するリレーです。
Release Time
復旧時間
復旧時間または開放時間とは、コイルへの通電解除の時点から、閉接点が最初に開くまでの時間を指します。
Reluctance
磁気抵抗
磁気抵抗とは、磁力が磁路を流れる際の磁力線の流れに対する磁路の抵抗のことです。
Reset
リセット
リセットとは、接点を通常の状態(初期位置)に戻すことを指します。
Resonant Frequency
共振周波数
共振周波数とは、接点のサイズと構成によって決定される、特定の周波数で共振する接点の傾向のことです。
Retentivity
保磁力
保磁力とは、磁化力が除去された後に磁気を保持する能力のことです。
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S
Saturation
飽和状態
飽和状態は、磁性材料に印加される磁化が増加しても、その材料を通る磁束が増加しないという状態です。
Sensitivity
感度
感度とは、通常、アンペアターンで表されるリードスイッチの感動値を指します。
Shield, Electrostatic
静電シールド
静電シールドとは、静電結合を最小限に抑えるために、相互絶縁された2つ以上の素子の間に配置される接地された導電部材のことです。
Slew Rate
スルーレート
スルーレートは、入力に大振幅のステップ関数を適用した場合の出力電圧の変化率のことです。
Small Signal Bandwidth
小信号帯域幅
小信号帯域幅とは、DCから信号強度が元の信号強度から3dB低下した周波数までの周波数範囲のことです。
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T
Thermal Offset
サーマルオフセット電圧
通常、μVで測定されるサーマルオフセット電圧は、閉接点で信号がない場合に存在する電圧です。
Thermal Shock Nonoperating
非動作時の熱衝撃
非動作時の熱衝撃は、リレー、スイッチ、センサーの堅牢性を判断するために、それらのグループに与えられる温度衝撃のことです。
Turn Off
オフ時間
オフ時間または開放時間とは、コイルへの通電解除の時点から、閉接点が最初に開くまでの時間を指します。
Turn On
オン時間
オン時間(接点動作時間または感動時間)とは、電圧が通電コイルに印加された瞬間から、接点が動作し、すべての接点バウンスが終了するまでの総経過時間を指します。
To top
V
Varistor
バリスタ
MOVの説明を参照してください。
Vibration, Nonoperating
非動作時の振動
非動作時の振動とは、永久的な電気的または機械的損傷を伴うことなくリレーが受ける可能性のある振動レベルおよび周波数スパンのことです。
Voltage, Nominal
公称電圧
公称電圧は、コイルまたは入力端子に印加されることを意図した標準的な電圧です。
Voltage, Peak
AC ピークAC電圧
ピークAC電圧とは、交流信号または電源における正または負の最大電圧振幅のことです。
Voltage, Peak to Peak AC
ACピーク・ピーク電圧
ACピーク・ピーク電圧は、交流信号または電源における正から負の最大電圧振幅です。DCオフセットが存在しない場合は、Vp-p=2Vpです。
Voltage, RMS
RMS電圧
RMS電圧とは、交流信号または電源における正および負の電圧振幅の二乗平均平方根のことです。
To top
W
Winding
巻線
巻線とは、ボビン、スプール、またはコイル形に巻かれた電気的に連続した長さの絶縁線を指します。
Winding, Bifilar
バイファイラ巻き
バイファイラ巻きとは、2つの巻線を、それぞれの巻線がもう一方の巻線と並んで、1巻きごとに一致するように巻いた状態を指します。
Wipe, Contact
接点のワイピング
接点のワイピングとは、2つの接触面同士が開いたり閉じたりする際の、接触面間の摺動運動または接線運動を指します。
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